株式会社イメージワンとの販売代理店契約を締結

森林DXを推進するDeepForest Technologies社製品とPix4D社製品の組み合わせにより、Jクレジット創出貢献が可能

 京都大学発のスタートアップDeepForest Technologies社(本社:京都府京都市 代表:大西 信徳、以下「当社」)は、「ヘルスケアソリューション」「地球環境ソリューション」を主要事業とする株式会社イメージワン(本社:東京都品川区、代表取締役社長:川倉 歩)とドローンデータから森林情報を解析するソフトウェア「DF Scanner」および「DF LAT」の販売代理店契約を締結致しました。

 日本の国土面積(3,779 万ヘクタール)の約 7 割を森林面積(2,505 万ヘクタール)が占めており、そのうち、人工林面積は 1,020万ヘクタールで、森林面積全体の約4割となりますが、安価な輸入材の影響と、林業従事者の減少、高齢化により管理が行き届かなくなることや、放置林は自然災害に弱く、CO2 吸収源としても認められないため、脱炭素社会の実現への妨げにもなっており、森林情報のデジタル化(森林DX)の推進に不可欠なツールを活用することにより、これらの諸問題の解決に役立つと考えております。以下に今回販売代理いただくソフトウェアの特徴を示します。

・「DF Scanner」について

 「DF Scanner」はドローンで撮影した写真などから森林情報を解析するソフトウェア です。ドローンで撮影した画像を利用する場合、株式会社イメージワンが既に取り扱っている Pix4D社製処理ソフトウェア等を用い、森林解析に必要なデータを生成し、「DF Scanner」の特徴であるAIを活用した解析機能により、スギ・ヒノキだけでなく、モミやアカマツなどの針葉樹やコナラ・ブナなどの一部広葉樹など計60種ほどの識別を行い、各樹木の検出、樹種識別、樹高、DBH(樹木の胸高直径)、幹材積推定を各樹木単位で一元的に解析をすることで、日々の維持管理作業の効率化、デジタル化が期待できます。

主な機能

 〇樹頂点検出

 〇針葉樹樹冠分離

 〇自動樹種識別

 〇樹高測定

 〇胸高直径・幹材積推定

 〇炭素蓄積量推定

 〇選択範囲での統計情報計算

・「DF LAT」について

 「DF LAT」はレーザードローンで取得した三次元点群データから詳細な地形図や樹冠 高データなど、森林解析用のデータ生成を行うソフトウェアです。市販のレーザー搭載ドローンのデータから、樹木の下の地面部分の検出、概ね5cm解像度の数値地形データならびに数値標高データの作成などが可能となり、林内の作業道や微地形などを確認することができます。

主な機能

 〇自動地面検出

 〇DSM(Digital Surface Model)作成

 〇DTM(Digital Terrain Model)作成

 〇CHM(Canopy Height Model)計算

 

 

 「DF LAT」で作成した各種データを元に「DF Scanner」で追加解析することで、より正確な樹高や材積量の把握が可能となります。さらに計測要件を満たすことにより、J クレジット創出にも利用可能となります。

 今後、当社では、株式会社イメージワンを代理店として林業組合や林業事業者、自治体様へ本ソフトウェアの販売を行うほか、森林 DX構築や、Jクレジット創出に向けた各種サービスの展開を進めてまいります。

 

会社情報

  • DeepForest Technologies 株式会社

商号: ディープフォレストテクノロジーズ

代表者: 代表取締役 大西 信德

本社所在地: 京都府京都市左京区吉田本町36番地1 京都大学国際科学イノベーション棟

設立: 2022年3月

問い合わせ: mail@deepforest-tech.co.jp

事業内容: 森林解析ソフトウェア開発・販売、森林コンサルティングサービス

URL: https://deepforest-tech.co.jp/

 

  • 株式会社イメージワン

商号: 株式会社イメージワン(Image ONE Co., Ltd.)

代表者: 代表取締役社長 川倉 歩

本社所在地: 東京都品川区 1-6-3 大崎ニューシティ 3号館 6F

設立: 1984年4月11日

上場市場: 東京証券取引所スタンダード市場

事業内容: 病院用システムの開発・販売、医療材料・消耗品の販売、医療機器の販売、

再生可能エネルギー事業、土木測量分野ソフトウェア・ハードウェア・ソリューションの販売

URL: https://www.imageone.co.jp/

 

※株式会社イメージワンのプレスリリースを一部引用