【DF Scanner 新機能】AIによる広葉樹の樹冠分離機能(β版)を提供開始

DeepForest Technologies 株式会社(以下、DeepForest社)では、森林解析ソフトウェアDF Scannerにおいて、新たに「AI樹冠分離機能(β版)」をリリースしました。本機能は、2025年9月30日に公開されたDF Scanner Pro v1.6.0から利用可能です。

 

AI樹冠分離機能とは?

広葉樹の樹冠分離はこれまで世界的に多くの研究が行われてきましたが、広葉樹は形状やサイズにばらつきがあることから、自動での分割は非常に困難な課題でした。
今回、DeepForest社では、AI(ディープラーニング)を活用し、多様な教師データを学習させることで、広葉樹林の樹冠分離を自動で行う機能の開発に成功しました。
この機能はDF Scanner Pro版に「AI樹冠分離機能」として搭載されます。

利用の際の専門的な知識は不要で、ドローンで撮影したオルソ画像を指定するだけで樹冠分離を実行することができます。DF Scannerの樹種識別やサイズ推定機能と組み合わせることで、これまでは自動解析が困難であった広葉樹林についても、簡単な操作で効率的な森林解析をすることが可能になります。


* 本機能はDF Scanner Liteでは利用いただけません。
* 使用するオルソ画像は、解像度約2.5cmの弊社の推奨諸元に従ったものである必要があります。
* 針葉樹林や混交林でも利用が可能ですが、精度が低い場合があります。
* 本機能の利用には、追加のAIモデルをインストールする必要があります。
* GPUを搭載したパソコンでの利用を推奨します。GPUを搭載していないパソコンでも解析は可能ですが、処理に時間がかかります。

DF Scannerは2週間の無料体験版ライセンスを提供しております。
AI樹冠分離機能もこちらからお試しいただけます

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2025年9月30日提供時点ではβ版機能としており、今後もモデルをアップデートして精度向上を目指していきます。現状は広葉樹を中心に教師データを作成していますが、今後は針葉樹のデータも加えていくことで、幅広いデータに対して対応予定です。
本機能についてのお問い合わせや、使用したご感想につきましては、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡くださいませ。